行楽の後の試練

楽しかった沖縄から帰ってきてから、どうも体調が悪い。

咳の症状が続き、37度前後の発熱が続いている。すでに1週間になるのに、まだ微熱と咳の症状が続いている。おとといからめまいと気分の悪さも加わってきた。

こういうとき辛いのが、いつもの日常ルーチンはやってきて、誰も肩代わりする人がいないということだ。

そうはいっても、下の子がバスケをしたいというので、思いたった時がチャンスとばかり、今日の午前には下の子を連れて体育館を借りてバスケをいっしょに遊んであげた。まっすぐ投げるレッスンをしてあげて、最後にゴールめがけて投げたボールが輪っかの中に納まったとき、とても嬉しそうな表情と声をあげる。そうだよ、お父さんは君のその声とその表情のために生きているんだよ。
さらにもう1つサービス。お父さんのジャンプサーブが見たいというので、ネットがないけれどなんちゃってジャンプサーブも見せてあげた。

さて、予想通り午後になってから、さらに強烈な悪寒とだるさが襲い、午後はあまり使い物にならなくなる。少しでも横になっていたいと思い、布団に寝そべってスマホを見ている。でも時間がきたらスーパーに買い出しに行かなければならない。スーパーに何とか行くと、明日の献立も考えなければいけない。だるさでいっぱいの私は、あまり考えることができず独り言をぶつぶついいながらスーパーを5週か6週はしただろう。何なんだ俺、って思いながら、誰も頼れない、誰も助けてくれない、だから今俺は倒れるわけにはいかないんだ、って、何とか奮い立たせてスーパーから自宅に。

自宅に戻ると子どもたちは寝そべってテレビを見たりケータイでYouTubeをみていたり、気楽なものだ。いつか手伝ってもらいたいと思うが、それもしばらくは期待できないだろう。

本当に辛い時は、独り言がぽつりぽつりと出てきてしまうものなのですね。

今こうして辛いけれど料理は作らなければいけないし、仕事は仕事で追い込みフェーズに入っているからまったく休めないし、明日は実家にいる父親を入院中の病院に送迎しなければいけないし、このまま来週に突入するのか、と思うと本当にしんどくなる。

けれどなんとか夕食を作りお皿と鍋を洗い、洗濯物を取り込んでタンスに畳んで入れてあげ、さっさと寝る宣言をしてから20時。もう今日はお風呂入らずに寝ます。

 

こんな状況だけれど、俺は父親だし君たちを育て上げる覚悟はできている。

だから、こうして頑張れるんだよ。

下の子が私の目をじっと見て言う。お父さん、まだ辛いの?って。お父さんの私は答える。ああ、つらいからもう寝るよ、おやすみね、って。

 

子どもたちがちらっと言った言葉が忘れられない。

「お父さんに何かあったらお母さんがいるから」、って。

 

それだけは絶対に許容できない。

子育てで使えるものは使えという主義もあるだろうけれど、もうあの人とは生涯顔を合わせたくないし会話もしたくないと思っている。これは私の弱さなのか、剛情なのかわからないけれど、別の男と一緒になりたいからと家族を捨て去ったことを赦すことは生涯ないでしょう。

 

だから、自分がやり遂げて見せようと思う。もうそう誓っている。

 

おやすみなさい。

風邪がよくなりますように。