最大の試練(仕事とプライベートの両立)

明日、生まれて以来一番と思われる試練に直面しそうだ。

 

すでに仕事が忙しい状況で、先月の残業は60時間程度だった。休日出勤もして、夜は6時だったり8時だったり、子どもたちの夕食も遅れることがあり、迷惑をかけている。

 

いまでも忙しい状況は変わらないのだが、ここにきて右手を負傷してしまった。バレーボールでブロックをしたつもりが、親指を強打したスパイクに持っていかれた。ブロック直後は痛みを感じなかったが、ブロック直後に右手の親指が動かない。もしやと思うとおかしな方向に親指が曲がり、そのまま固定されていた。

これはやばいと直感的に悟り、その場で左手で親指をつかむと、ぐりぐりっともとに位置に戻した。この瞬間ってのは冷静なものなのだと思う。普通は自分の指がおかしな方向を向いていれば何か嫌な気持ちになってしまい、叫び声をあげてしまうのかもしれない。だけれど、本当に自分がそのような状況になると冷静に、感情なく元通りの位置に指を「動かす」ということをやってのけた。この瞬間は嫌なものだ。右手の親指の関節を無理くり動かし、骨と骨が動く鈍い衝撃を感じながら無理くり元に戻す。

この瞬間、やばいことになったという直感は自分の中にアラートを上げ、ひたすら患部は腫れ、もうバレーボールはその日できなくなり見学していた。

翌日かかりつけ医に行くと、靱帯損傷が疑われると大病院の紹介状を受ける。そして大病院へ行くと、脱臼と靱帯損傷が発生しており手術したほうがよい、と勧められた。

 

手術をすれば右手親指が使えなくなる。今の忙しい状況に加えて、右手の親指が使えなくなるなんて。さらに家事の時間が必要になりそうだ。

 

とはいえ、乗り越えられない試練ではないと思って挑むことにする。

上の子は自分の状況を分かってくれ、率先して皿洗いしてくれた。
もしかしたら、災い転じて福となす、ということわざみたく、今回の試練は家族の絆をさらに強固にする意味があるのかもしれないと思っている。

 

明日は朝から手術だ。
整形外科医の説明は的確で分かりやすいものだけれど、いかんせん、医学分野には慣れていないから、自分の体をそのように治療するとなると気分が悪くなってきてしまう。

 

とはいえ、執刀医は信頼している。たのむぜ若いおねえさん(笑)

 

ということで、明日手術し、6週間の右手親指が使えない生活がはじまる。

さあ、果たしてどうなるか。

すべてのことが、うまくいきますように。家族がみんな笑顔で暮らし続けられますように。